転職のかんづめ >> 弁護士 永野海の雇用・労働問題ズバリお答え!
永野 海(ながの かい)プロフィール
借金を含む債務問題、事業再生、相続、離婚、契約チェック、損害賠償、交通事故、消費者問題の事件はもちろんのこと、行政事件、知的財産事件、会社更生事件から医療過誤事件(患者側)まで、比較的専門性の高い分野も含めて幅広い分野の経験があります。
<職歴>
  • (財)しずおか産業創造機構登録専門家
  • 富士市産業支援センター登録弁護士
  • (財)日本クレジットカウンセリング協会嘱託弁護士
  • (社)個人版私的整理ガイドライン運営委員会登録専門家
  • 消費者問題委員会委員
  • 災害対策委員会委員

マイベストプロ静岡

QUESTION & ANSWER

Vol.23更新日:2017年6月15日

Q. 私は現在静岡の営業所で働いていますが、会社から九州の営業所への配置転換を命じられました。私は、妻と介護が必要な親、2才の子どもの4人で生活をしています。妻も働いているため、私が九州で単身赴任生活になると妻に大変な負担をかけることになってしまいます。配置転換を拒否することは絶対にできないのでしょうか。

A.
ご質問の件ですが、配置転換が認められるには、一般に5つ程度の要件が必要だとされています。(1)労働契約・就業規則上の根拠があること、(2)会社の業務上の必要性があること、(3)人選基準が合理性なこと、(4)実施手続が相当であること、(5)不当な目的や著しい不利益がないこと、などです。
あなたの場合には、介護が必要な親と幼い子どもがいて共働きということですから、転勤により相当な負担が家族にかかってくると思います。そのため、あなたと会社との契約がそもそも配置転換を許すものなのかを労働契約書や就業規則で確認することはもちろん、なぜあなたが対象なのか、どうして配置転換が必要なのか、などについて会社から丁寧に説明を受ける必要がありますね。また、そもそもあなたが会社から嫌がらせを頻繁に受けていて今回も報復人事を疑われるような場合や、会社から何の説明もなくあなたからの質問にも全く回答しないといった状況の場合には、労基署や弁護士に一度相談してみることをお勧めします。