転職のかんづめ >> 弁護士 永野海の雇用・労働問題ズバリお答え!
永野 海(ながの かい)プロフィール
借金を含む債務問題、事業再生、相続、離婚、契約チェック、損害賠償、交通事故、消費者問題の事件はもちろんのこと、行政事件、知的財産事件、会社更生事件から医療過誤事件(患者側)まで、比較的専門性の高い分野も含めて幅広い分野の経験があります。
<職歴>
  • (財)しずおか産業創造機構登録専門家
  • 富士市産業支援センター登録弁護士
  • (財)日本クレジットカウンセリング協会嘱託弁護士
  • (社)個人版私的整理ガイドライン運営委員会登録専門家
  • 消費者問題委員会委員
  • 災害対策委員会委員

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QUESTION & ANSWER

Vol.28更新日:2018年2月1日

Q. 先日、勤務先の会社の社長から、私の性格や勤務態度が悪いといって解雇を通告されました。私は営業職ですが営業成績にも特に目立った問題はないのにこんなことで解雇されてしまうことってあるのでしょうか。

A.
解雇というのは職を失い収入を失うという労働者にとって重大な影響が生じる処分ですから、性格の問題にせよ勤務態度の不良にせよ、それだけで簡単に解雇ができるものではありません。
労働者の性格のみを理由とする解雇はもちろん無効ですし、勤務態度にしても一度や二度の問題で解雇が有効とされることは通常ありません。ただし、何事にも限度というものはありますので、裁判例でも、入社当初から会社批判などの問題行動を繰り返し、再三の注意によっても改善されず、職場の人間関係に重大な支障を生じていた事案で解雇を有効とした例はあります(セコム損害保険事件)。また、勤務態度の問題でも、上司の再三の注意やけん責処分に対しても反省や改善がなかったことを理由に解雇を有効とした事例もあります(日本ストレージ・テクノロジー事件)。
会社の指摘が単なるいいがかり的なものだとあなたが感じる場合には、上司などとのやり取りをしっかりと記録に残して後日主張できるようにしておくとよいでしょう。